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合同会社設立ナビゲーション3 定款への電子署名

      2016/03/11

前回の記事はこちら。次にいよいよSTEP5 定款を作成する です。

STEP1‐⑦ 設立する会社のタイプを判定する で、私のケースではCでしたので・・

1. STEP5 定款を作成する ページ下部から、会社のタイプ【C】の自分で電子認証のWordファイルをダウンロードする
2. 合同会社設立ナビゲーションのSTEP5‐c 定款の書き方C を参考にファイルを修正する

以上で完了です!

〜追記〜

2名以上の業務執行社員がいて、かつうち一名のみが電子署名を行う場合、一点だけ文言に要修正箇所があります。定款の一番最後の文言を下記のように記載してください。

以上、合同会社Genpls設立のため、発起人兼発起人yyyyの定款作成代理人xxxxは、電磁的記録である本定款を作成し、これに電子署名する。

平成**年**月**日

有限責任社員 xxxx

有限責任社員 yyyy

上記定款作成代理人 東京都***市***町*番* xxxx

〜追記以上〜

そして、ここからが本題の定款に電子署名を入れる作業です。

この電子署名を入れるためには、下記全てが必要になります。

1. Windows OS (※登記書類を法務局に持参する方と郵送する方は必ずしもOSがWindowsである必要はありません) : 持っていれば0円、持っていない人はDSP版が1.5万円ほどで購入できます。
2. 個人番号カードor住基カード(ICカード)および電子証明書 : 500円
3. ICカードリーダライタ : 2,000円〜3,000円
4. Adobe Acrobat DC(体験版可) : 0円

トータルで3,000円程度が必要になります。登記代行サービスは1~4がなくても代行で全てやってくれます。価格としては10,000~30,000円程度が多いようです。ただ、確定申告のためのe-taxでも上記環境は必要になりますので、自分でやってしまうことを私はお勧めします。では、順に準備していきましょう。

参考までに私の環境は下記の通りです。
・OS: Mac OS X v10.10 Yosemite (仮想環境にWindows10導入済み)
・ICカード: 住民基本台帳カード(電子証明書入り)
・ICカードリーダライタ: ACR39-NTTCom
・登記申請方法: 法務局へ持参

1. Windows OS (Macユーザーの方でも、BootcampやVMでWindowsを使用できる環境にできる人は問題ありません)

なぜWindowsが必要になるかというと、登記の際に作成した電子定款を法務省の登記・供託オンライン申請システムにて申請することになるのですが、その際に使用するためのソフトがWindowsにしか対応していないためです。

ですので、今回説明するケースもそうですが、法務局に登記書類を持参したり郵送する場合は対応するICカードリーダライタやPDF編集環境さえあればWindowsでなくても問題ないです。ただし、これらはWindowsかMacにしか対応していないものがほとんどですのであしからず。

ちなみにWindows環境を持っていない人は1.5万円くらいでDSP版WindowsOSが購入できます。とはいえ、Windowsを継続的に使用しない人にとってはコストメリットが皆無になるので、代行サービスを利用するのも手です。

2. 個人番号カードor住基カード(ICカード)および電子証明書
住民基本台帳カード

住民基本台帳カード

画像は住民基本台帳カードですが、本カードの交付は平成27年12月22日を以って終了したようです。こちらを参考に個人番号カードを取得してください。

また、市区町村窓口にて電子証明書の発行をしてもらいましょう。

3. ICカードリーダライタ
ICカードリーダライタ

ICカードリーダライタ

電子証明書の発行を行う市区町村によって対応可能なICカードリーダライタが異なりますので、こちらであなたがお住まいの市区町村に対応する型番をお調べの上、ご購入ください。

4. Adobe Acrobat DC(体験版可) : 0円

こちらから体験版をダウンロードします。こちらもWindowsにインストールします。

これで準備完了です!次に先ほど作成した定款をpdfファイルにして、電子署名します。プロセスは下記の通りです。

a. Adobe Acrobat DCにPDF署名プラグインを導入する
b. 作成した電子定款ファイルをpdf化する
c. 電子定款pdfファイルに電子署名を行う

順に説明していきます。

a. Adobe Acrobat DCにPDF署名プラグインを導入する

こちらからPDF署名プラグインをダウンロードしてインストールします。インストールが完了したら、Adobe Acrobat DCを起動してメニューから「編集」→「環境設定」→「一般」を開き、「署名」タブの「作成と表示方法」の「詳細」ボタンを押してください。そこでデフォルトの署名方法を「SignedPDF」にします。

PDF署名プラグイン設定

PDF署名プラグイン設定

OKを押してダイアログを閉じ、環境設定ダイアログもOKで閉じましょう。

次に「編集」→「環境設定」→「SignedPDF...」を選択します。すると下記画面が開きます。

SignedPDF

SignedPDF

次にICカードリーダライタをUSBポートに接続して、個人番号カードor住基カードを挿入します。この際、ICカードリーダライタのドライバインストール等は完了しておくように注意してください。

電子証明書データ取得

電子証明書データ取得

b. 作成した電子定款ファイルをpdf化する

電子署名を行う前に作成した定款(wordで作成したdocファイル)をpdfファイルにする必要がありますのでこちらを参考に行ってください。ちなみにWordでpdf出力してもOKですし、Macユーザーの方はNumbersでpdf出力しても良いです。

c. 電子定款pdfファイルに電子署名を行う

公式の説明はこちらになります。まず、Adobe Acrobat Pro DC (体験版)で定款のpdfファイルを開きます。

定款pdf

定款pdf

次にツールから『証明書』を選択します。

電子署名1

電子署名1

『電子署名』を選択してファイル内の任意箇所を選択すると、下記ダイアログが表示されますので、「はい」を選択します。

電子署名2

電子署名2

署名者情報入力画面にて必要事項を入力します。パスワードは市区町村窓口で設定した電子証明書のパスワードを入力してください。

電子署名3

電子署名3

指定箇所に指定ファイルの印影が表示され、電子署名が完了します(Adobeのデフォルトの印影画像は下記とは異なりますが、ここで表示される画像はなんでも構いません)。

電子署名4

電子署名4

ちなみに印影は下記の印影PDFファイルパスから設定できます。

SignedPDF

SignedPDF

私は事前に作成していた印影をPDF化して用いました。

印影

印影

以上で電子署名が完了しました!

続く

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