WakU2

エンジニアがつくるスペシャリストのためのコワーキングスペース

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(最終ドロップインは20:00)

コワーキングスペース運営者勉強会

      2016/03/11

昨日は以前ご挨拶に伺った8Beatの代表さんにお誘い頂いたコワーキングスペース勉強会に参加してまいりました。

皆様実際に運営されている方が多く、運営予定者として大変勉強になりました。特に私の中で印象に残った内容としては、『コワーキングスペース運営人材について』です。

コワーキングスペースは日本ではとても採算をとるのが難しい事業の一つです。その大きな理由としては、コワーキングスペースが登場し始めた当時の価格設定が非常に安価で、それを後続も習ったために一般化してしまい、現在も同じ水準が踏襲され続けているというのが大きな原因だろうという考察を某有名コワーキングスペース運営者様より頂いています。

また、北海道大学のコワーキングスペースの実態調査(2014年)によると、多くのコワーキングスペース運営者は本業があり、副業としてコワーキングスペースを運営されているところが多いことも一つの原因かもしれません。要するにコワーキングスペースをボランティア的に運営しているということです。本論文によると、調査対象(N=191)の一ヶ月間の売上の中央値は20万円、88%は100万円未満という結果が出ています。

このような売上の中で、家賃や水道光熱費、設備維持費を支払い、さらに人を雇って人件費を支払っていくというのは、ほとんどのコワーキングスペースでは不可能というのが実情です。

そこで、

・利用者の方に運営のお手伝いをお願いする
・無料あるいは極めて低い賃金で学生インターンなどを募る

などの施作を実施しているコワーキングスペースもあり、今回の勉強会でもお二人ほどいらっしゃいました。

一方で、コワーキングスペースやインキュベーションスペースの経営者であり、地域の雇用創出を謳っている立場の者として、そのような「タダ同然で人に働いてもらうとは何事か」という意見もありました。

それに対し、利用者満足を最優先した際、やはりまずは運営基盤を盤石にすべきという意見もありました。

誰が言っていることも理解できる内容で、どのスペースも本当はしっかりとお給料をお支払いするのが筋と考えてはいるものの、経営がそれを許さないというのが実情のようでした。

私自身、各地のコワーキングスペースのヘビーユーザーさんらにもヒアリングを重ねていますが、「安い」という意見はよく伺います。私もそう考えていました。ドロップインに関しては、カフェなどの存在も考えると2時間500円、1日1000円程度でもまあまあ適正と感じていましたが、問題は月額会員以上の価格設定かと考えています。

この点は当スペースの料金システムにも反映させていこうと思っていて、具体的には月額料金は15,000円に設定しようと思います。これは八王子をはじめ地方のコワーキングスペースと比較すると1.5倍以上高いです。

コワーキングスペースとして、もちろん安定的な収益が見込める月額会員さんはとても重要な存在と思います。しかし、ドロップインしようとしたのに既に全席月額会員で埋まっている・・という状況は新規利用者としてはあまり望ましい状況とは言えないのではとも思います。

ドロップイン1日利用が1000円で、仮に平日全て(23日)利用したとすると23,000円になるので、15,000円でもメリットは十分あります。それを9000円程度で利用できるというのは安すぎやしないかな・・と感じている運営初心者であります。

既存店の値上げというのは客離れを助長してしまう危険性があるし既存顧客の信用を失ってしまう危険性もあるので、簡単な話ではないです。そんな状況の中、コワーキングスペース利用料を適正価格に近づけるきっかけづくりをするのも我々のような新参の役割かなあとも考えています。

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